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外貨預金

外貨預金は、たいへん人気のある金融商品です。外貨預金により、日本円以外の通貨に資産を分配することができますし、日本の銀行預金よりも高金利です。2008年後半からの金融不安により、金利は下げられつつありますが、それでも日本の政策金利が一番低い状況が進んでいます。

皆さん、積極的に外貨預金を行いましょう!・・・と考えるのは早とちりです。

私は今一番有効な投資先の一つがオーストラリアであると考えています。高金利の通貨です。
1豪ドル60円の時に、1万豪ドル(=60万円)買ったとします。なんと金利はキャンペーン期間中で10%! 1年後には・・・

なんて計算するのは早いです。パンフレットをよく読んでください。満期が1ヶ月と書かれていませんか?一ヶ月後の金利は600,000円×10%÷12ヶ月=約5,000円です。その後の金利は3%程度でしょう。60万円×3%÷12ヶ月=約1,500円。1年間預けても、21,500円にしかなりませんでした。

さらに、ここから為替手数料が引かれます。一般的に米ドルなら1ドル当たり1円。豪ドルなら、1豪ドル当たり2.5円です。1万豪ドル買いましたので、購入時に2.5円×1万通貨=25,000円。引き出すときにも25,000円、合計で50,000円が必要です。ということは、1年預け続けても為替手数料だけで、金利分配金が無くなってしまいました。


でもこれだけではありません。TTSTTBというレートでの取引になり、更に手数料を払わなければなりません。マーケットのレートが1豪ドル60円であっても、購入の時に使うTTSレートは1豪ドル62.5円になります。600,000円で1万豪ドルに変換したと思いきや、9600豪ドルにしかなりませんでした。当然もらえる金利も少なくなります・・・。

更に引き出すときのマーケットレートも1豪ドル60円であったとしてもTTBレートは1豪ドル57.5円。円に戻したときの金額は552,000円となります。
為替の変動が全く無かったとしても、48,000円の損が発生します。これは為替の変化による損失ではなく、手数料なのです。


このように、
金利で得たはずの21,500円を失うどころか、21,500(金利益)-50,000円(為替手数料)-48,000円(レート差)=-76,500のマイナスとなってしまいました。これでも外貨預金は素晴らしい投資と言えるでしょうか?